ペット栄養管理士ブログ

犬の社会性

2016/11/08

保護犬のMrクランキーが我が家にやって来て約1年半が経ちました。
最近の彼は以前と比べると普段の物音にも異常反応することはなくなってきました。
とは言うものの、相変わらず散歩中に他の犬を見かけるとけたたましく吠えまくります。
近くを通る人に対してもいきなり吠えることもよくあります。
よくよく彼を観察していると、彼は臆病な子だということがわかってきました。
排便を始めるときにグルグルと回って安全を確かめたり、慣れていない道を歩くときは常にキョロキョロして気を張り詰めています。
好奇心旺盛な社会性のある犬が近づくものならわんわん吠えまくりますが、すぐに抱っこして!と私に飛びついてきます。

日本のことわざに「弱い犬ほどよく吠える」というのがありますが、これは当たっているよな気がします。
そんな彼を見ていると「犬の社会性」とはどうやって形成されるのでしょうか。
調べてみました。
子犬は母親と兄弟姉妹で過ごす生後2~3ヶ月間の間に行われる家族内での社会化、即ち「社会的攻撃抑制」を身につけることになります。いわゆる「甘噛み」の学習です。
この時期に親犬や兄弟姉妹犬と離された子は社会性が身に付かないといわれます。
次に生後3ヶ月までに散歩デビューができず、恐怖期が始まる4ヶ月頃から散歩を始めた子の生い立ちも関係しているそうです。
他の犬は怖くないと学習した子犬の意識は、一生を通じて保たれるそうで、これは必須の対応と言えますね。

Mr.クランキーの幼少時期はどうだったのかしら?
前の飼い主さん聞いてみたいものです。

 

クランキー 昔