ペット栄養管理士ブログ

初の試み

2016/05/28

ANAでは5月20日、日本で初めて愛犬と機内で一緒に過ごせるチャーター便を利用したツアーを実施。
航路は成田~釧路間で、宿泊は阿寒湖畔にあるホテルを全館貸切し、ドッグランや愛犬用の足湯が用意され、旅行中は獣医師も同行。
このツアーは3月8日に発売され、2日間で完売。
参加者は44人、87匹。
通常犬は貨物室に預けられるが、今回のこのツアーは小型犬限定で、ゲージに入れた状態で客席に置いて飛行。
「ペットと一緒に旅行へ行きたいが、貨物室に預けたくないので飛行機は利用しない」という声が多く、ペット向けサービスの拡充に取り組んでいるANAが今回その声に応える形で実施されたわけです。
今後続けられるかは検討したいとのANA側の意見。

確かに愛犬家としては、犬といえども家族の一員を貨物扱いにされるには抵抗があります。
では海外ではどうなのでしょうか?
以前、シザー・ミランがTV番組のなかで、アメリカでは探知犬などきちんと訓令された犬は、大型犬・小型犬を問わず、ゲージなしに飼い主と一緒に機内で過ごすことが許されていると話していました。
日本の場合はどうなのでしょうか?
探知犬などが移動するときに旅客機内を利用したというニュースは聞いたことがありません。
国際線では航空会社によっては機内持ち込みのところがありますが、いずれにせよ日本では、バスや新幹線などゲージなしで移動することすらまだできていません。
これは犬をきちんと躾するという愛犬家のモラルの低さからきていることもあると私は思います。
愛犬と快適な生活を送ることができるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。

ペット向けのサービス拡充とともに、消えいくペットの命を救うことにも目を向けて、是非殺処分0を目指してのペットシェルターを作るために寄付をもお願いしたいものだ。