ペット栄養管理士ブログ

犬の一生

2016/06/18

今日、知人の12歳になるチワワが他界しました。
振り返ると彼の犬生はとても幸せでした。
飢えることも叩かれる恐怖を感じることもなく、ずーっと愛されてきたからです。
愛犬が旅立つとどんなに愛情を捧げてきたとしても「我家に来てこの子は本当に幸せだったのだろうか?」と飼い主は自問してしまうものです。

世界中のいたるところで劣悪な環境の中、生あるものとしてではなく物として扱われたり、人間の趣味のための道具として使われたりして、一生を終える犬たちの数ははかり知れない程です。
運よく保護される犬はほんの僅かの数。
ただ救われるのは保護された犬が、お世話をしてくださる方々に対して心を開いてくれるようになることです。

犬をビジネスの一環として物として扱うことにも憤りを覚えますが、それだけではなく私たち一般人が安易に殺処分することです。
先日、ハスキー犬を処分したことがあるという方に出会い、話を聞くことができました。
その方は当時、思う存分に散歩をさせてあげることができず、そのストレスからハスキー犬が壁に大きな穴を開けるようになり、可愛かったはずのハスキー犬が鬼に見えるようになり、処分するに至ったそうです。
処分ではなく他の選択はなかったのですか?と問いたくなりましたが、それ以前に可愛い家族が鬼に見えるとは!  これは理解し難いです。

幸せな一生を終える犬がどうか増え続けますように・・
殺処分される犬が1日でも早くなくなりますように・・

最後に、ダン君安らかに眠ってください。
そして有難う。